イラク攻撃が始まった2003年、ゴンドラの行き交うベネツィアで、アルプス山麓の小さな村で、ヨーロッパの至る所、家々の窓辺に掲げら
れていた虹色のピースフラッグ。同じ年、世界各地で平和を願う多くのピースウォークが行われた。
そういった表現が得意ではない日本でも、居たたまれない思いから5万人ものごく普通の人々が集まった。眠ってしまった子供さんをおんぶし
て歩く若いお母さん、嗄れてしまった声でイマジンを歌い続け、ピースウォークをする人々を励ます青年・・。その一生懸命さに胸を衝かれた。
平和への祈りにも似た気持ちが世界中の人々の胸に広がっていた。それは今も変わらず人々の胸に灯をともし続けている。
それぞれの灯が拡がって、地球上を覆えば、お互いの違いを受け容れ,尊敬しあう共生の世界・平和の具現化も夢ではないように思う。
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